ドラマ『セクシー田中さん』の脚本家・相沢友子さん。
数々の原作漫画からドラマ化された脚本を手掛けていますがネット上では「原作クラッシャー」と言われているようです。
一体なぜ原作クラッシャーと言われているのか気になりますね。
そこで今回は脚本家相沢友子さんが原作クラッシャーと言われる理由やドラマ作品と原作漫画との違いについてご紹介していきます。
相沢友子が原作クラッシャーと言われる理由2選
脚本家の相沢友子さんが原作クラッシャーと言われている理由は
- 原作への敬意がないこと
- 原作のキャラクター性や世界観を大幅に変えること
このような理由が考えられます。
今回トラブルが起きたドラマ『セクシー田中さん』の原作者である芦原妃名子さんもブログで
朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた
別人のようなキャラクターに変更される。
と、原作からの大きな変更を明かしていました。
1つずつ見ていきましょう。
原作への敬意がない
原作漫画をドラマ化する時に原作との違いが大きい時がよくあります。
そういう時に視聴者からは
原作と全然違うし原作を壊している
このように思われてしまうことが多いです。
相沢友子さんが過去に手がけたドラマ『ミステリと言う勿れ』でも人気キャラの相沢レンがドラマには登場しない設定でしたね。
このような原作からの大幅な改変などが原作に敬意がないと言われています。
原作のキャラクター性や世界観を大幅に変える
2013年に放送された人気小説が原作の『ビブリア古書堂の事件手帖』というドラマがあります。
剛力彩芽さんが主人公・栞子役を務めたのですが視聴者からは
原作キャラとの設定が全く違うと酷評されていました。
画像の通り原作キャラの髪型やメガネなど原作キャラの特徴が全く反映されていなかったのです。
原作の人気が高かっただけに視聴率も評判も悪く、脚本家の相沢友子さんも批判を食らっていました。
このように
このようなことが相沢友子さんが脚本を手掛けた作品に多く見られることから「原作クラッシャー」と言われているようですね。
しかしドラマのキャラ設定などドラマ設定全てを相沢友子さんが行っているわけではなく、全責任が相沢友子さんにあるとは言えないですよね。
しかしどうしてもセリフ回しや話の展開などは脚本家の力量によるところが大きいので、どうしても脚本家に批判が集まりやすくなっていると思います。
相沢友子の脚本作品と原作との違い
ここで相沢友子さんが脚本を手掛けたドラマ作品と原作との違いを見ていきましょう。
セクシー田中さん
『セクシー田中さん』では主人公の朱里、小西、進吾が当初大きくキャラ変されていたということです。
ブログより
原作者の芦原妃名子さんは何度も制作側へ交渉し第1~7話は原作通りのキャラ設定にこぎつけたと言います。
原作のキャラ設定が強すぎてドラマ向けではないと判断されたのでしょうか。
芦原妃名子さんはドラマ化に当たって「原作に忠実に」という条件を出していたので、これを無視するような形ですね。
ミステリと言う勿れ
『ミステリと言う勿れ』では内容が原作とガラッと変わっていました。
具体的には
- 原作の人気キャラ・相沢レンがドラマに登場しない
- 犬堂我路の姉・愛珠がドラマでは妹の設定
- 風呂光刑事の成長にスポットを当て過ぎた
と、かなり原作との違いが大きく話題となりました。
ネット上でもキャラ設定の違いにがっかりしたという声が多く上がっていました。
ビブリア古書堂の事件手帖
『ビブリア古書堂の事件手帖』では主人公の見た目設定が大きく変わっていました。
相沢友子さんは
剛力彩芽さんが物語に寄り添っていけるような脚本を心掛けた
とコメントしています。
剛力彩芽さんも以下に原作に近づけるか努力をされたことでしょう。
しかしあまりの違いに視聴率はワースト2位を記録していました。
鹿男あをによし
『鹿男あをによし』では藤原先生と言う妻子持ちの男性キャラがドラマでは女優の綾瀬はるかさん演じる女性になっていたことです。
原作キャラの性別変更にとまどう視聴者が多かったのですが、以外にも綾瀬はるかさんの天然さがウケて良かったという声もあがっていました。
トレース~科捜研の男~
『トレース~科捜研の男』では新人研究員の沢口ノンナと言うキャラの雰囲気原作と違うと言われていました。
原作のキャラは身長155cmくらいの小柄で元気な女の子という設定です。
しかしドラマでは女優の新木優子さんが演じる少し落ちついたお姉さんキャラになっていました。
原作との違いを楽しむという点では良いのかもしれませんが、やはり原作好きの方にとってはここも違和感ポイントになったと思います。
脚本家は原作者とのコミュニケーションが大事である理由
今回の悲しいできごとが起きた理由としては
原作者とドラマ制作側とのコミュニケーションが圧倒的に不足していたこと
これが大きかったと個人的に思います。
原作者の芦原妃名子さんの条件が反故にされ、ドラマ終盤に芦原妃名子さんが脚本を書かなければならなかったことがその証明になりますよね。
過去にドラマ『海猿』もやはり原作との違いから原作者である佐藤秀峰さんがテレビ局側に猛抗議し続編が制作されなくなりました。
原作ありきでドラマや映画を製作するならやはり原作を大切に扱わなければならないでしょう。
原作者側とドラマ制作側が契約書を結ぶなりして作品を守る必要性も出てくると思います。
まとめ
今回は相沢友子さんが原作クラッシャーと言われる理由や手掛けたドラマと原作との違いについてご紹介しました。
相沢友子のインスタ内容に関する記事はこちらから↓